LDRって何?

LDRって何?

LDRって何

 

近年分娩方式でLDRを導入している産院が年々増加しております。

 

ママたちの口コミでも
「LDRがあったので決めました」
「LDRだったのでお産が楽でした」

 

こんなコメントをあちこちで見かけます。

 

「で、LDRって何なの?」

 

と思った方も少なくないハズ。

 

LDRについて、このページではご紹介指定いきます。

 

LDRとは

主に欧米で使用されているお産システムのひとつで、

 

Labor(陣痛)
Delivery(分娩)
Recovery(回復)

 

の頭文字をとってLDRと略されています。

 

お産は、
陣痛→分娩→回復という一連の流れをたどりますが、
LDRはこれを行う場所のことで、専用のベッドと部屋に備え付けられた必要な機器類から成っており
急な帝王切開はもとより、リスクを伴う分娩に対応できるシステムです。

 

陣痛が始まると通常ママは産院に来院します。
陣痛の「陣」とは「繰り返し」の意味で、痛みが来る間隔が3〜40分から、20分、10分ごととだんだん狭まります。

 

初産の場合、痛みの来る間隔がだいたい10分おきになったら「陣痛が来た!」と言います

 

LDRって何

 

痛みの長さも初めは5秒か10秒だったのが、15秒、20秒と長くなってきます。
間隔が短くなることに反比例して、痛みは長くなってきますので、子宮が全部開く頃には、1分おきに1分の長さで痛む・・・というように立て続けに痛みが来ます。

 

この立て続けに痛む状況になってから、ママさんは痛みに耐えつつ、看護師さんに肩を支えてもらって
分娩待機室から分娩室に歩いていくのです。

 

ここで質問。

 

なぜ、「分娩室まで歩いて行く」のでしょう?

 

その答えは・・・、
日本のお産方式がドイツ医学に基づいている・・・という歴史的なところに始まり、ドイツ医学の教科書にそう書いてあるから!!
それ以外に理由は見当たりません。

 

なぜ、日本のお産では、
陣痛に耐えながら無理やり歩かされるのか・・・。
「赤ちゃんのために良いのです」などと付き添いの看護師さんに言われた方も少なくないのでしょうが、
実は、合理的な理由は無かったです。

 

分娩待機室で妊婦を待たせ、子宮口が開いたら「歩いて」分娩室に向かわせる。
昔、ドイツ医学の教科書にそう書いてあったのを今でも踏襲しているだけなのです。

 

アメリカやイギリスでは、
「陣痛で苦しむ妊婦をわざわざ歩かせるのは非合理的だ」
と考え、待機室と分娩室が一体化したLDRが考案されました。

 

LDRって何

 

こうして、妊婦さんは陣痛が始まったらLDRのベッドに入り、そのまま分娩し、分娩後、出血の様子などを観察し、大丈夫なら自分のベッドに戻るというスタイルが完成したのです。

 

LDRの登場によって、もう妊婦さんが陣痛の痛みに耐えながらヨロヨロと分娩室に向かう必要はなくなったのです。

 

ドイツ式とアメリカ式分娩法の最大の違いは、分娩直後にあった

 

LDRって何

 

そんなLDRですが、妊婦が陣痛中に歩かなくて済むようになった・・・だけではイマイチありがたみがないような感じがしますよね。

 

当然、それだけではありません。

 

LDRの考え方はアメリカ式出産方式に基づきます。

 

お産における日本の一般的なドイツ式とアメリカ式の一番大きな差は、分娩直後にあります。

 

分娩後、子宮の中には胎盤や卵膜などが滓がまだ残っています。

 

ドイツ式の教科書は「分娩後には子宮を一切触ってはいけない」とあります。
子宮の内部には一切手を触れません。
自然に任せます。

 

アメリカ式は、子宮の中に残っているものをきれいに掃除するというのが基本的な考え方です。

 

出産後の出血というのは、原因はさまざまありますが、この残り物が出産後にはがれるもので(悪露)、退院してから大出血を起こす場合があります。
子宮は分娩が終わると収縮して元に戻ろうとしますが、中に残り物があると十分に収縮できず、やわらかくなって出血してしまいます

 

こうしたリスクの元になる、子宮内の残り滓を掃除してしまおうというのがアメリカ式の一番の特徴です。

 

アメリカ式では、出産後の出血が極端に少なく、母体の回復が良いというところに特徴があります。

 

出産後、なかなか子宮の中の残り物が排出されずひどい悪露に悩まされるママさんもいらっしゃいます。
自然に任せて、上手くいかず後になってつらい思いをさせるよりは先に処置してしまおうというのがアメリカ式の考え方なのです。

 

たとえば、イギリスのダイアナ妃がお産をした次の日に病院を退院するのを見て
驚いた日本人はたくさんいたと思います。

 

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「イギリスは妊婦さん大変だね!」

 

日本では考えられない早さの退院にそんな声も聞かれました。

 

実は、お産の方式の違いです。
ところが、イギリスでは、一般的なことなのです。むしろ日本のようにお産で一週間も入院などアメリカやイギリス方式では、考えられないことなのです。

 

このように、分娩後の子宮内の処理をきちんとすることで、その後の母体の回復はまったく違うのです。

 

LDRに興味の沸いた方、ぜひ、LDRのある病院について調べて、医師に相談してみてくださいね。