データで見てみる妊娠中のお酒とタバコの危険性

データで見てみる妊娠中のお酒とタバコの危険性

妊娠とお酒はダメ??〜奇形リスクと知的障害リスクを高める〜

酒

妊娠中にお酒はNG!常識なように思われます。
実際、多量の飲酒はお腹の赤ちゃんにダメージとなるのは疑いようがありません。

 

海外の研究事例ですと、大量飲酒(1日5杯以上)飲んだ場合

 

妊娠1期→ 奇形リスク
妊娠2期・3期→知的障害リスク

 

を高めるという報告があります。

 

妊婦に一切お酒はNGなの???

お酒が好きな妊婦にとって

 

「全く飲めないのはしんどい…!」

 

と思うでしょう。

 

安心してください。

 

実は、妊娠していてもアルコールを全く飲んではいけないということはありません。

 

ワイン一杯程度なら問題ないとされております。

 

アルコールについては、「量の問題」なのです。
大量飲酒の問題はお腹の赤ちゃんに大量にアセトアルデヒトが届くことになります。

 

アセトアルデヒトとは、肝臓でアルコールが分解される際に発生する物質で、毒性が高いことで知られています。
これが二日酔いの原因となり、臓器や脳へダメージを与えます。

 

お酒を飲んだ際の発生するアセトアルデヒトが少量の場合、つまり少量のアルコールをゆっくり飲んだ場合は、ほとんどお腹の赤ちゃんに届くことはありません
しかし、これが大量のお酒を短時間に飲んだ場合、一気に大量に発生したアセトアルデヒトが赤ちゃんに届き、赤ちゃんの脳や臓器にダメージを与えます。

 

少量のお酒をゆっくりのペースで飲めれば、特に問題はなし。
しかし大量の酒を短時間で飲むことは厳禁!

 

と理解いただければ大丈夫ですね。

 

ではこの少量というのはどの程度でしょうか?
結論としては
妊娠第一期 週に1〜2杯の飲酒
妊娠第二期、三期、一日1杯までの飲酒

 

程度であれば、ほとんど問題ないようです。

 

あまり我慢しなくても少量のアルコールならOK!

 

妊娠中のタバコはNG?

データで見てみる妊娠中のお酒とタバコの危険性

 

妊娠中にアルコールは軽く飲むのはOKですが、やっぱりタバコはNGです。

 

ニコチンの毒性はアセトアルデヒトの比ではありません

 

タバコによるニコチンと一酸化炭素は次のような影響があります。

 

赤ちゃんに届く酸素を減少させる。
届く酸素量が不足すれば、赤ちゃんの発育不全につながります。とりわけ脳へのダメージが懸念されるます。知的障害などのリスクも高まります。
胎盤に問題が生じるリスク、早産や死産リスクも高まります

 

タバコのリスクが高いのはアルコールのように少量なら問題がないか?というと少量でもリスクが明らかに高まるところです。

 

海外の調査によると喫煙量が一日1本でも1箱吸う女性でもリスクはさほど変わらない!のです。

 

妊娠25週以降で非喫煙者と一日10本吸う女性とで赤ちゃんの出生体重を比較すると、
体重は平均6%以上軽かったそうです。
ニコチンと一酸化炭素がいかに発育不足を招いているか、赤ちゃんの脳や臓器への影響が懸念されるか、理解いただけたのではないでしょうか。

 

タバコが乳幼児の突然死リスク(SIDS)を高める!

また、乳幼児突然死症候群(SIDS)をご存知でしょうか。
それまでミルクも良く飲み、何の問題もなくすくすく育っていた赤ちゃんが突然死んでしまう病気です。
欧米では乳幼児の死亡原因の1位(!)となっています。

 

イギリスでの調査によると、SIDSで死亡した乳幼児の実に86%がヘビースモーカーの親の子供だったそうです。

 

非喫煙者と比較して、赤ちゃんが突然死するSIDSの死亡率はヘビースモーカーだと5倍にもはね上がるのです。

 

タバコは赤ちゃんにとって有害でしかありませんね!!

 

間接喫煙もNG!?

タバコ

 

自分が飲ないだけで済むアルコールと違い、
タバコの恐ろしいところは間接喫煙です。

 

妊婦がタバコを吸わなかったとしても、生活上、身近にヘビースモーカーがいればその影響を受けてしまうこと
イギリスの調査レポートによると妊娠中、夫がヘビースモーカーだった場合、やはり赤ちゃんの体重は減少傾向が見られたそうです。

 

最近は喫煙者も大分減った印象がありますが、それでも、パパがヘビースモーカーだったりすると、気をつけないといけませんね!