羊水検査(出生前診断)〜妊娠の年齢別ダウン症のリスク

羊水検査(出生前診断)〜妊婦の年齢別ダウン症のリスク

taiji

 

妊娠がはっきりしたら、羊水検査(出生前診断)をする方も多いと思います。

 

羊水検査の目的は?

赤ちゃんの「染色体」に異常がないかを確認するのが、羊水検査の主な目的です。

 

染色体異常=奇形等の問題は、本来2本であるはずの染色体が3本あることに起因します。

 

この染色体異常で一番多いのはダウン症です。
いわゆる知的障害と特徴的な外見(顔つき)です。

 

さて、こうした異常リスクにもっとも関係性が深いのはズバリ妊婦の年齢です。

 

35歳をリスクに染色体異常リスクはあがっていくので、通常は、羊水検査は35歳以上の女性に推奨されています。

 

妊婦の年齢とダウン症発生リスク

 

妊婦の年齢

ダウン症の可能性

20-24 1488人に一人
25-29 1118人に一人
30-34 746人に一人
35 374人に一人
36 289人に一人
37 224人に一人
38 173人に一人
39 136人に一人
40 106人に一人
41 82人に一人
42 63人に一人
43 49人に一人
44 38人に一人
45 30人に一人

 

35歳を境に、どんどんリスクが高まっていくことがお分かりになるかと思います。

 

羊水検査のリスク

 

「羊水検査」自体にはリスクもあります。

 

それは・・・ズバリ「流産のリスク」です。

 

羊水検査では検査用の針を子宮に刺すことになります。
医師が子宮に針を刺し、赤ちゃんの細胞のサンプルを採取するのです。

 

もう少し詳しく説明すると、
赤ちゃんは子宮の中で、羊水の中にぷかりと浮いている状態です。
そしてこの羊水の中には赤ちゃんの細胞がたくさん含まれています。

 

羊水検査では、非常に細く長いはりを妊婦のお腹に刺し、子宮内部の羊水を採取します。
(このときは部分麻酔を使用します)
羊水を採取したら、妊婦の細胞を取り除き、赤ちゃんの染色体を直接調べます。

 

また、最近は「絨毛検査」を行う病院も増えております。
羊水検査との違いは、「絨毛検査」の場合は羊水ではなく、胎盤の細胞を採取するところにあります。

 

基本的には羊水検査のように、妊婦の腹部、あるいは子宮頸部から針を刺し、胎盤の細胞を採取します。

 

どちらも正確に赤ちゃんに異常がないかどうか極めて高い精度で調べることができます。

 

ごく小さな傷ですが、これが元で流産するリスクが発生すると言われています。

 

おおよそ「羊水検査」の流産リスクはおよそ0.5%。
1/200とのことです。
そして胎盤の組織を採取する「絨毛検査」の流産リスクはおよそ1%
1/100とのことです。

 

このデータだけ見ると、流産リスクにしり込みをしてしまいますよね

 

でもそこまで恐れることはありません。
このデータが実は古い過去のデータ(統計データが1970〜80年代の頃)であるということがポイントです。

 

昔は、超音波で赤ちゃんの画像を見ながら・・・などということは出来なかったのですが、
今日では超音波技術が発達し以前とは比べ物にならないくらい精度が高まっております。
1970〜80年代の頃に比べれば、今日ではリスクは1/800程度という説もあります。

 

また、絨毛検査と羊水検査とでは、妊娠の早い段階で実施できる「絨毛検査」の方があきらかに優れているというのが医療現場の見解とのことです。

 

羊水検査 費用

羊水検査の費用は病院によって違います。ちなみに、保険適用外診療となりますので、すべて実費負担となってしまうところが痛いところです。
費用的には、超音波検査などの料金を含めてだいたい6〜15万というのが相場のようです。

 

最近では超音波によるスクリーニングなど、針など必要のない出生前検査もあります。
しかし、直接細胞を採取する検査に比べるとどうしても検査の正確さで劣るので、
お腹の赤ちゃんが健全かどうかを確実に知るには、羊水検査、絨毛検査を行う以外方法が今のところありません